GRAPHは、変わり続けます。

GRAPHのキャラクターは「完全変態」かもしれないと、ここ最近思っています。蝶が、卵から幼虫、サナギ、成虫へと姿を変えるように、「変わり続けること」がGRAPHの本質です。

実はGRAPHは昭和8年の創業当時は、織物をつくっていました。
GRAPH本社のある加西市の隣、西脇市というところは織物が盛んな地域で、昭和初期は織物の黄金時代。織物を手がけながら、織物を入れる箱の需要があると思ったのでしょう、ほどなくして、函屋である「北川紙器印刷」としての歴史が始まりました。
そこから箱に印刷するため印刷機を導入したり、オフセット印刷による商業印刷を手がけたりするようになり、1989年からは社名変更とともに「Design×Printing=GRAPH」というコンセプトを掲げ、デザインを始めました。おかげさまで印刷においてはかなりの技術とノウハウを持てるようになりましたが、すでに時代は進んでいます。

昨今では、情報はスマホの液晶画面で見ることが多くなってきました。
色の表現範囲ひとつとっても、CMYKのインキの掛け合わせで表現する印刷より、光で表現するRGB色域のほうが広い。動画を配信することも簡単で当たり前になり、情報複製の手段としては、印刷は相対的に見れば古い技術になっています。ブランディングやデザインという言葉の意味や定義もどんどん変わりバージョンアップされていくでしょう。
そもそも、ホモサピエンスは、居場所を固定することなく、脅威から逃げたり食べ物を追い求めたりして世界中に移動し、見知らぬ環境に適応してきたことで生き延びてきた種のはずです。

私個人としてはもちろん、GRAPHも、変化し続けていきたいと思います。

(語り:2019年8月27日)

プロフィール

北川一成(きたがわ・いっせい)
GRAPH代表取締役 / ヘッドデザイナー
1965年兵庫県加西市生まれ。 87年筑波大学卒業。89年GRAPH(旧:北川紙器印刷株式会社)入社。
“捨てられない印刷物”を目指す技術の追求と、経営者とデザイナー双方の視点に立った“経営資源としてのデザインの在り方”の提案により、地域の中小企業から海外の著名高級ブランドまで多くのクライアントから支持を得る。

●詳しい経歴はこちら(PDF)

受賞歴

1996年
JAGDA(日本グラフィックデザイナー協会)新人賞を受賞。
2006年
東京TDC賞2007特別賞を受賞。
2007年
NY ADC(New York Art Directors Club)賞を受賞。
2007年
東京TDC賞2008TDC賞を受賞。
2011年
JAGDA賞2011を受賞。
2017年
“GRAPH×SEED Gシリーズ”のパッケージデザインがTopawards Asiaに選出される。
2018年
“GRAPH×SEED Gシリーズ”のパッケージデザインがADC賞を受賞。

講演実績

2004年
London college of communicationにてデザイン論の講演を行う。
2005年
ケープタウンで開催された世界デザイン会議“DESIGN INDABA 8”にてスペシャルスピーカーとして講演を行う。
2005年
早稲田大学大学院にてブランディングデザインについての講演を行う。
2008年
日本弁理士会研修所 設立30周年記念イベント“デザインの現場と知財”にて、グラフィックデザイナーとして講演を行う。
2014年
東北の産業復興を支援する宮城県仙台市の創業スクエアで、ブランディングについての講演を行う。
2014年
近畿経済産業局が主催する女性起業家応援プロジェクトLEDにて、講演を行う。
2015年
福井県鯖江市主催にて、“経営資源としてのデザインのあり方”の講演を行う。
2016年
ロゴマークを手がけた兵庫・播磨地方の地域ブランド“銀の馬車道”の発表イベントにて講演を行う。
2017年
日経デザイン主催の“北川一成デザイン塾”にて、講義を行う。
2018年
地域ブランディング協会主催の“地域ブランディング協会カンファレンス2018”にて、基調講演を行う。
2018年
四国経済産業局主催の“四国デザインサミット2018”にて、基調講演を行う。
2018年
神戸市主催の“神戸地域経済フォーラム”にて、スピーカー&パネリストとして講演を行う。
2018年
京都商工会議所主催の“知恵産業・経営大会2018”にて講演を行う。
2019年
四国経済産業局主催の“四国デザインサミット2019”にて、基調講演を行う。

※その他多数

メディア出演

2000年
書籍“Subtraction”(著=Alexander Gelman、出版=RotoVision)に多数の作品が紹介される。
2001年
書籍“NEW BLOOD”(出版=六耀社)で建築·美術·デザイン·ファッションの今日を動かす20人の一人として紹介される。
2003年
書籍“Typo Graphics”(著=Ivan Vartanian、出版=RotoVision)に多数の作品が紹介される。
2004年
書籍“graphic JAPAN”(出版=RotoVision)に多数の作品が紹介される。
2004年
書籍“GRAPHIC”(出版=六耀社)に日本を代表する10名のグラフィックデザイナーのうちの一人として多数の作品が紹介される。
2005年
フジテレビ“ニューデザインパラダイス”に出演。
2006年
フランスのデザインジャーナル誌“étapes”に多数の作品が紹介される。
2008年
著書“変わる価値”(出版=ボーンデジタル)を上梓。
2009年
書籍“ブランドは根性”(出版=日経BP社)が発行。企業のブランディングの在り方について多面的に分析・紹介される。
2011年
NHK番組(関西)“新ビジネス伝説・ルソンの壷”に出演。
2013年
テレビ東京系列番組“カンブリア宮殿”に出演。
2014年
書籍“アイデア”(出版=誠文堂新光社)の“グラフィック文化を築いた13人”で紹介される。
2015年
NHK WORLD“DESIGN TALKS plus”に出演。
2017年
220以上の国・地域で配信されている世界最大級のドキュメンタリー番組・ディスカバリーチャンネルの新番組“ヨハク“に出演。
2017年
“Discover Japan_CREATORS 北川一成の仕事術”(出版=エイ出版社)が発行される。
2018年
日経BP社の新メディア“日経クロストレンド”にて、“デザインの限界~経営に効くデザインのつくり方~”の連載開始。

※その他多数